王貞治☆坂口安吾☆高山ちょ牛☆

【名言名句】


【今までの僕の記録は、みんな耐えることで作られてきた】

*生涯通算本塁打868本の記録を作り上げた、王貞治の言葉。華々しい栄光の陰には、地道な努力と忍耐強があったのだ。どんなことも忍耐なくしてはなりとげれない。

(王貞治オウサダハル)
1940年〜。プロ野球監督。読売巨人軍長嶋茂雄とともに活躍。1977年、国民栄誉賞。1985年、ベーブ・ルース・クラウン賞受賞。『回想』。






【堕ちる道を落ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない】

*『脱落論』より。
人間は堕ちるところまで堕ちれば本当の自分を見つけることができる。どん底からはい上がることで、真の自分をつくり上げるのだ。

(坂口安吾サカグチアンゴ)1906年〜1955年。
昭和期の小説家。『逃げたい心』『吹雪物語』『脱落論』『白痴』『女体』など。






【己の立てるところを深く掘れ。そこには必ず泉あらん】

*まずは自分の足元から始めてみよう。
あれこれ難しいことに思いを巡らすよりは自分のできることを一生懸命やっていれば、きっとよい成果が現れるだろう。

(高山ちょ牛タカヤマチョギュウ)
1871〜1902年。明治時代の評論家。雑種『太陽』を主宰。
『わがそでの記』『滝口入道』『美的生活を論ず』など。



(6時間37分)




☆気付く力☆64☆

『気付く力』という言葉がある。人間には通常『五感』というモノが備わっている。
いわゆる視覚・臭覚・味覚・味覚・触覚だが、希に第六感を持つ者が居る。通常では見えないモノが見えたり聞こえたりする。こう書くとオカルト的な話とおもうかもしれないがそうではない。物事で大成する人物には、大概この第六感が備わっている。それは閃き(インスピレーション)となって頭脳に降り注いでくる。
時代がどう変わるか?
どんな商品が売れるか?
敵は次はどう動こうとしているか?

などである。もちろん大半は、情報収集や分析によるものだ。
この第六感は、実は生まれながら持っているモノではなく、常に成功したいとアンテナを高く張っている者に訪れる。

例えば『一流選手になりたい』と強く思っている選手は、他の選手の強さのコツを言葉でなく、指の握りや脚の踏ん張り一つで見抜いてしまう。これが『気付く力』に繋がる。

世の中に常識は数多くあるが、常識の範囲内にだけ縛られてしまうと『世の中はこんなモノである』という狭い世界を創ってしまう(これを『スキーマ』という)。スキーマに縛られた人間は、新しい何かを生み出す力はなくなってしまっている。つまり勘が鈍っているのだ。


『三気』というものがある。それは『気付き・やる気・本気』であるが、次の3Rと結び付けることができる。

1、気付き→反応
(Response)〜感受性が豊かな力


2、やる気→準備
(Readiness)〜物事に取り組む心構え


3、本気→改革
(Revolution)〜真剣に前進しようとする力


である。特にRevolutionには信念が伴うため、他社ないうことは受け入れにくい。そのため頭文字のRを取り除けばEvolution(向上・発展)になる。いずれにせよ己の狭い視点に『気付く力』がなくては向上はない。まずは己と向かい合う必要がある。



『山中の賊を被るのは易く、心中の賊を被るは難し』王陽明




(修身学のすすめ日本人が失った学問より)

(13時26分)




☆自得と風格☆38☆


三年生は更に高いレベルが要求される。ただ単に後輩指導という他人を動かす力量だけでなく、言葉に頼らず練習に取り組む姿勢、背中で語る実戦力と競技に対する哲学、周囲に尊敬される存在感等、見本になる存在価値が必要になる。

【周囲に『あんな風になりたい』と思わせる格が必要だ。つまり風格(風度による人間の格)である】


『ただやっただけ』の人間と『自得した人間』にはこの辺りに差がある。

人間として周囲との『和』を保つには丸さが大切ではある。
しかし、あまりに若い年齢で丸さを求める必要はない。人間が一つの円だとすると、頭角はそこから出ている棘(とげ)である。しかし、丸くなろうとしてその棘を落としてしまっては小さな円にとどまってしまう。

そうではなく、頭角(棘)をたくさん出して、時間を掛けて棘の隙間を埋めて行く。そうすれば同じ丸くなるでも円の大きさがまるで違ってくる。

【角は格である。同じ丸くなるでも、角がとれて小さく丸くなるのか、角を埋めて大きく丸くなるのかで人間の格に差が出てくる】


アナタが尊敬する人、もしくは侮蔑(ふべつ)する人の理由を挙げてみよ。そして自分の行動と比較してみよ。そのどちら側に近い行動をしているかがアナタの未来である。




【偽りとは誰が偽るのでもない。自己を偽るのである。
これに反して、自己を偽らぬこと、真に内面的必然性に率(したが)うことを誠という。
実在は誠を以て成立している。人間の性もまたそうである。
ただ人間は、これを自覚しなくてはならない』安岡正篤



(13時59分)




春眠暁を覚えず





☆畏友を持つ☆48☆

己の人間としての格を上げるには、まず畏れるべき本物に触れることである。周囲に畏友は必ず居るはずである。それを見つけられないのは自分のが一番だというのがあるからだ。
【友人は毒にも薬にもなる。自分が信頼されていると知り、尊敬されていると知る。それだけでも人間は新しい力が沸き上がるものだ】
願わくば人としてそうありたいものだ。



『アナタの顔を常に日光に向けていなさい、そうすれば陰影を見なくてすむ。
いつも真理に眼を向けていなさい、
そうすればアナタの心の中から不安、心配は消える』 ヘレン・ケラー



(14時17分)






☆和光同じん☆78☆


五常

仁〜人を思いやる気持ち。

義〜行いを正しくする。

礼〜礼儀礼節。

智〜知恵と工夫。

信〜信用と信頼。



つまり
『弱いものをいじめるな』

『正直であれ』

『礼節を整える』

『機知を働かす』

『約束厳守』

といった道徳の基本である。
『哲学のない教育は悪魔を作る』洪?





【問題解決の5K】


1、傾聴
(互いの言い分を聞きどうすれば良いか提案させる)

2、確認
(できる事、できない事、すべき事を納得させる)

3、工夫・機知
(それを行うための具体策を練り上げる)

4、決断
(各自の責任をcommitment公約する)

5、行動
(あとは実践あるのみ)



である。この5つを心に置いておくだけでも、失敗は少なくなるのではないだろうか?

洪?の教育は、他人にどう思われたいかより、先ず自分が何を成すべきかを教えてくれている。




人間性が身に付かなくては、技術は身に付かない』北山安夫(造園家)



(14時45分)





【今晩のカレンダー】

【見事な出足、鮮やかな引き足

サッと行ない、サッと終えると、能率は上がり、仕上がりも早い。
切れのいい仕事が、明日への活力を呼ぶ。




【見回せば『ありがたい』ことばかり】

足りないことを嘆くより、
恵まれていることを数えてみよう。
きっと微笑みが浮かんでくる。





(16時5分)





【日はぎカレンダー】

2013年4月5日(金)
旧2月25日
八白【友引】
かのと うし

清明


二十八宿【ロウ】
婚礼、造作、移転に大吉。(長潮)



(金言)
【人に礼法あるは、水に堤防あるが如し】




(4月8日13時9分)